
お絵かきや、工作をやりたがらない子がいます。手先が不器用で思い通りに線を書けなかったり、ハサミなどの道具がうまく使えない事で、嫌になっている事があります。のりや粘土、絵の具などで手が汚れることが嫌でさわれない子もいます。また、衣服の着脱やボタンのかけはずしに時間がかかる、食事の際自分でスプーンなどがうまく使えないなど、手先の不器用さは日常生活の中での困りにもつながっています。


- 工作が苦手
- お絵かきしたがらない
- 感触が苦手でさわれない(のり・粘土など)
- 洋服のボタンのかけはずしが苦手
- スプーンでうまくすくえない

手先の不器用さの原因に、感覚統合が未発達であることが考えられます。固有感覚の発達に偏りがある、微細運動(手指の細かな動き)の発達に遅れがあるなど、関節や筋肉の動かし方の調整ができにくい事が原因と考えられています。日常生活の中で、指先をつかう生活動作は多く、つい不器用さを注意いてしまったり、動作を急かしてしまうことがあります。その事ことで出来ないという苦手意識が強くなり、生活動作そのものが日々の中、小さなストレスの積み重ね繋がる事もあります。

- 手順など分かりやすく手順カードなどで提示する。
- てきない部分だけ手伝う
- いいところを褒める
- 触れない場合は道具も利用する
- 使いやすい・やりやすい道具などから、少しずつステップアップする。


指先を使うあそびを意識的に取り入れています。楽しくあそんでいるうちに、自然に発達していた!につながる様に、やらせるのではなく自分から、「やってみたい!」という意欲がわく関わりをめざしています。また「こうしたい!」と思った気持ちが形につながるサポートも大切にしています。
